008 アクリジョンと水性ホビーカラーでマスキングなしの塗り分け拭き取り検証【2023年】

これです！
ランナーのプレートです！
これなら惜しげなく検証に使えそうです。

まず、パターン1です。
第１層に、アクリジョン ベースグレー
第2層に、アクリジョン ゴールド
第3層に、新水生ホビーカラー つや消しブラック
をエアブラシで３回ずつ塗り重ねています。

こちらは、シナンジュのエングレービングを意識した配色にしています。

こちらが、パターン2です
第１層に、アクリジョン ベースホワイト
第2層に、アクリジョン 蛍光イエロー
第3層に、新水生ホビーカラー つや消しブラック
をエアブラシで３回ずつ塗り重ねています。

こちらは、ツインアイを意識した配色にしています。

パターン1のランナープレートを、マジックリンの原液で拭き取ってみます。

出来る限り拭き取りたい部分以外には、マジックリンの原液はつけたくないのですが、加減が難しいです。

段々とアクリジョンのコールドが見えてきました。

パターン2のランナープレートを、マジックリンの原液で拭き取ってみます。

拭き取りたい部分に、うっすらとマジックリンの原液を塗っておいて、少しずつ拭き取っていきます。

徐々にアクリジョンの蛍光イエローが見えてきました。

アルカリ電解水の原液で試してみます。

クリアスプーンに、新水生ホビーカラーのつや消しブラックだけをエアブラシで３回塗ったものを拭き取ってみます。

アルカリ電解水の原液が染み込んだ綿棒が、全然汚れないですね。

再溶解しないようです。

シッカリ乾かした新水性ホビーカラーは、アルカリ電解水では拭き取りできないようです。

50%に薄めたマジックリンを使って、クリアスプーンに、新水生ホビーカラーのつや消しブラックだけをエアブラシで３回塗ったものを拭き取ってみます。

綿棒に少しずつ黒くなっているので、再溶解しているようですが、原液と比べると、なかなか下地のクリアスプーンが見えてこないです。

マジックリンの原液に比べ、かなり時間がかかります。

50%に薄めたマジックリンでいきなり拭き取るのは厳しそうですね。

75%に薄めたマジックリンを使って、クリアスプーンに、新水生ホビーカラーのつや消しブラックだけをエアブラシで３回塗ったものを拭き取ってみます。

綿棒が、マジックリン原液に近いくらい黒くなっているので、再溶解している様子です。

何回か拭き取っていると、段々と、綿棒が真っ黒になり、拭き取れているのが分かります。

徐々に、クリアスプーンの下地が見えてきましたので、実際の拭き取りに使えそうですね。

パターン1のランナープレートを、マジックリンを75%に薄めたもので拭き取ってみます。

原液よりは、少し時間がかかりますが、徐々に新水性ホビーカラーのつや消しブラックが拭き取られ、アクリジョンのゴールドが見えてきました。

しっかりとマジックリンが付いたところが拭き取れているように思えます。

原液よりコントロールしやすいようにも思えます。

パターン2のランナープレートを、マジックリンを75%に薄めたもので拭き取ってみます。

拭き取りたくない部分には、出来る限り薄めているとはいえ、マジックリンが付かないように気を付けないといけないですね。

この様なマスキングなしの塗り分けで拭き取りを行う場合、
マジックリンの濃度を「75％」と「50％」も用意しておき、
拭き取り始めは、「原液」か「75%」で、はみ出さないように大まかに拭き取っておいて、「50%」で拭き残しを慎重に拭き取っていくのが良さそうだなと思いました。

実際に試してみていただき、自分に合った濃度を見つけていただければと思います。