002 逆エッジ処理とスミ入れに挑戦(ハプニング発生!)

HG RX-78-2 ガンダム BEYOND GLOBAL のディテールアップをしたいという事で、ふくらはぎの上部の逆エッジになっている部分のスジ彫りとスミ入れに挑戦してみました。

スジ彫りに使う道具

今回、逆エッジになっている部分のスジ彫りのために用意した道具は、

  • ファンテック 超硬けがきニードル
  • ファンテック スジ彫りカーバイト
  • ファンテック 磨き・ケバ立ち取りブラシ
  • ピンバイス、斬技ホルダー
  • 紙やすり

になります。

ファンテック 超硬けがきニードル

超硬けがきニードルは、スジ彫りカーバイトでスジ彫りする前に、凹みをつけておくために使用します。
10度のものを用意しました。

ファンテック スジ彫りカーバイト

スジ彫りカーバイトは、0.05mm、0.1mmを用意しました。

ファンテック 磨き・ケバ立ち取りブラシ

磨き・ケバ立ち取りブラシは、超硬けがきニードルでガイドとなる凹みを付けた後や、スジ彫りカーバイトでスジ彫りした部分を撫でることで、ケバ立ちを取ることができる便利なグッズです。

ピンバイス、斬技ホルダー

ピンバイス、斬技ホルダーは、超硬けがきニードル、スジ彫りカーバイト、磨き・ケバ立ち取りブラシを先に取り付けて使います。

2、3本用意できると作業の効率は良いのではないかと思います。

紙やすり

紙やすりは、今回、400番を使用したいと思います。

逆エッジ部分のスジ彫り

超硬けがきニードルでガイドラインを

逆エッジ処理をしたいラインを超硬けがきニードルでガイドラインを引いていきます。

この時、超硬けがきニードルを寝かしてゆっくり、軽く引きます。

あと、パーツに対する角度も大切で、パーツに対して水平に近い角度で引くと良いです。

パーツに対して垂直に引いてしまうとスミ入れした際にパネルラインが主張しすぎるので、水平に近い角度で引くことで、主張しすぎないパネルラインになります。

スジ彫りカーバイトでスジ彫り

0.05mmと0.1mmのスジ彫りカーバイトで比べてみたいと思います。

まず、0.05mmで逆エッジの部分にスジ彫りをします。

スジ彫りカーバイトは、ゆっくりと軽く引くことで、はみ出しなどを防ぐことにつながります。

あと重要な事ですが、「ねじり」は禁物です。

スジ彫りカーバイトの細い刃先が折れてしまいます!ご注意ください。

次に、比較用に反対の脚のパーツを0.1mmで逆エッジのスジ彫りをしていきます。

重要なのでもう一度、

ゆっくり、軽く、ねじらないように引いてください!

磨き・ケバ立ち取りブラシ

磨き・ケバ立ち取りブラシでスジ彫りした逆エッジの部分を撫でることで超硬けがきニードルでガイドとなる凹みを付けた部分や、スジ彫りカーバイトでスジ彫りした部分のケバ立ちを取り除くことができるのでとても便利です。

紙やすり

1cm×3cmくらいにカットした紙やすりの端を使って、スジ彫りした逆エッジの溝の壁をならします。

この時、溝以外の面をヤスってしまうと、スミ入れするときに滲んでしまうので注意が必要です。

スミ入れと拭き取り

スミ入れ

0.05mmのスジ彫りカーバイトでスジ彫りした逆エッジになっている部分にスミ入れをします。

使用した塗料は、タミヤ パネル ライン アクセント カラー スミ入れ塗料です。

上手くスジ彫りができていると、スーッと気持ちいい感じでスミ入れ塗料が毛細管現象で流れていきます。

0.1mmでスジ彫りしたパーツにも同じようにスミ入れ塗料を流し込みます。

逆エッジ処理していないと、このように綺麗にながれてはいかないです。

拭き取り

30分程度、乾燥をまってから、エナメル塗料溶剤を綿棒に付けて、はみ出た余分なスミ入れ塗料を拭き取っていきます。

逆エッジ処理していないと、残したいと思っていたところも綺麗に拭き取ってしまうのですが、逆エッジ処理で良い感じのパネルラインが出来ました。

0.05mm、0.1mmで逆エッジ処理したパーツのスミ入れ塗料を拭き取っていきます。

結果の比較

逆エッジの未処理、0.05mmでスジ彫り、0.1mmでスジ彫りした3種類のパーツを並べてみました。

逆エッジ処理のスジ彫りを横から見ているので、0.05mm、0.1mmと大きな差はないですね。

脚を組み立ててみました。

膝パーツの0.15mmの彫り増しと比べてみると、スジ彫りした角度が水平に近いので、狙い通り素調子過ぎないパネルラインになりました。

ふくらはぎの真ん中あたりにも、段落ちモールドに続く逆エッジが片方だけあるので、そこも逆エッジ処理でスミ入れしてみました。

良い感じになったと思います。

0.05mmのスジ彫りカーバイトの刃先は折れたトラブルはありましたが、参考になれば幸いです。

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